今日は、雨降りの間の晴れ間にサトイモの収穫をしました。
夏場の雨不足が、やはり芋の成育に出ている様です。小粒(苗木用)のサイズが半分以上で出荷できるものは、ぱっと見3割ほどでしょうか。
この圃場は、イノシシの襲撃にも遭っており、散々の結果となっている状況です。
今年は種芋がたくさん獲れたのでヨシ!と云うことにします。




ほっくりねっとり!「里芋」を味わい尽くすあったかレシピ3選
秋が深まると、私たち農家が楽しみにしているのが、あの**里芋(さといも)**の収穫です。土の中でじっくりと育った里芋は、加熱するとホクホク、そしてねっとりとした独特の食感がたまりません! 有機栽培の里芋は、特に風味豊かで、煮崩れしにくいのも魅力です。
薬膳の視点から見ると、里芋は体を温める「温性」の性質を持ち、胃腸を丈夫にしてくれる代表的な食材です。特に、あのねっとりとした粘り成分(ムチン)は、体内の粘膜を保護し、免疫力を高める効果も期待できますよ。今回は、そんな里芋を美味しく、そしてホクホクに仕上げるレシピを3つご紹介します。
レシピ1:ホクホクの定番!里芋の煮っころがし
里芋の美味しさを引き出す、日本の家庭料理の定番です。煮崩れさせずに、しっかりと味を染み込ませるのがポイントです。
材料
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里芋:300g
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だし汁:300ml
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砂糖:大さじ2
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醤油:大さじ2
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みりん:大さじ1
作り方
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下処理: 里芋は皮を厚めにむき、大きいものは半分にカットします。塩(分量外)を少々まぶして軽く揉み、水でぬめりを洗い流します。この「下ゆで(または下処理)」が、煮崩れを防ぎ、味を染み込みやすくするコツです。
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煮る: 鍋に里芋、だし汁、砂糖、醤油、みりんをすべて入れ、強火にかけます。
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煮詰める: 沸騰したらアクを取り、落とし蓋をして弱火で20〜30分煮ます。煮汁が少なくなり、里芋に竹串がスッと通るくらい柔らかくなったら、火を止めます。
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味を染み込ませる: 火を止めてそのまま粗熱を取る間に、さらに味が染み込みます。器に盛り付けて、お好みで刻みネギを散らせば完成です。
レシピ2:ねっとり香ばしい!里芋のバター醤油焼き
ホクホクの里芋をバターと醤油で焼くだけ! シンプルですが、里芋の甘みと香ばしさが際立つ、お子様にも大人気のレシピです。
材料
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里芋:300g
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バター:10g
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醤油:小さじ2
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塩・こしょう:少々
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(お好みで)青のり:適量
作り方
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加熱: 里芋は皮をむき、一口大にカットします。耐熱容器に入れ、ふんわりラップをかけて電子レンジ(600W)で5〜7分ほど加熱し、柔らかくしておきます。
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焼く: フライパンにバターを熱し、柔らかくした里芋を入れます。中火で転がしながら、全体に焼き色が付くまで香ばしく焼きます。
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味付け: 焼き色がついたら、醤油を回し入れ、全体に絡めます。塩・こしょうで味を調え、火を止めます。
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仕上げ: 器に盛り付け、お好みで青のりを振ると、磯の香りがプラスされてさらに美味しくなります。
レシピ3:薬膳効果もアップ!里芋と鶏肉の味噌汁
里芋と鶏肉は、薬膳的に「気を補い、体を温める」最強の組み合わせ。寒い季節の朝食や夕食にぴったりの、体ポカポカ味噌汁です。
材料
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里芋:150g
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鶏もも肉:100g
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大根:50g
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だし汁:600ml
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味噌:大さじ2〜3(お好みの濃さで)
作り方
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下準備: 里芋、鶏肉、大根はすべて一口大に切ります。里芋は煮っころがしと同様に、下処理(塩もみ、または下ゆで)をしておきます。
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煮る: 鍋にだし汁と鶏肉、大根を入れ、火にかけます。アクを取りながら、大根が少し柔らかくなったら里芋を加えます。
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味噌を入れる: すべての具材が柔らかくなったら火を弱め、味噌を溶き入れます。
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仕上げ: 再度沸騰直前で火を止め、器に盛り付けます。お好みで七味唐辛子を振ると、体を温める効果がさらにアップしますよ!
いかがでしたでしょうか? 里芋は、煮ても焼いても、汁物にしても美味しい万能野菜です。ぜひ、旬の里芋を味わって、ホクホク、ねっとりとした食感と、その薬膳効果を体験してみてくださいね。
皆さんの里芋のおすすめの食べ方や、秋冬野菜に関する素朴な疑問などがあれば、ぜひコメントで教えてください!
